全国ご当地お雑煮歌留多

岡山

おだし:スルメイカ
おもち:丸 煮る
レア度:★★

レシピ

二人分
エネルギー309kcal 食塩相当量 1.8g (一人当たり)

● スルメイカ 10g
● 水 400ml
● 薄口しょうゆ 小さじ1(18g)
● 丸もち 4個(120g)
● 塩ブリ 切り身2つ(100g)
● 大根 80g
● ほうれん草 40g
● かまぼこ 15g
  • ① 鍋に水を入れスルメイカを長時間浸した後に、火にかける。沸騰し火を弱め一煮立ちしたら取り出し、ザルにキッチンペーパーなどを敷いて濾して出汁をとる。
  • ② 大根は洗って皮をむき、輪切りにする。
  • ③ ほうれん草は茹でて、一口大に切る。
  • ④ 塩ブリは湯にさっとくぐらせておく。
  • ⑤ 出汁に大根を加えて温める。大根が半透明になったら、薄口しょうゆを加え、味を整える。
  • ⑥ 別途、丸もちを軟らかくなるまで煮る。
  • ⑦ もちをお椀に入れ、かまぼこを切って乗せる。さらに、①で出汁をとった後のスルメイカ、および③④⑤を盛りつけて出汁を注ぐ。

調理のポイント

①で、スルメイカはできれば前晩より水に浸しておきます。

お雑煮にまつわる豆知識

岡山のお雑煮は、スルメイカやブリの出汁を使った醤油ベースが主流です(みそベースの地域もあります)。

具だくさんなのが特徴。その具材も縁起物が多く、牡蠣や伊達巻、百合根の入った雑煮もあります。

 

スルメイカのだし

岡山東部を流れる吉井川やその支流を往来していた高瀬船により、スルメイカは県中部や北部に運ばれました。

塩が利いていて、味がしっかりしているので、スルメの味付けは簡単。身近に入手しやすい食材ですので、煮物など、日々のおだしにもおすすめです。

雑煮のだしとしては、岡山以外では、石川県の加賀雑煮や熊本・博多・佐賀などの一部でも使われています。

 

作られています。

 

岡山の食文化・ローカルフード

岡山の郷土料理には、ままかり寿司やこうこ寿司などがあります。中でも、特に有名なのは「ばら寿司」。

まつり寿司やちらし寿司とも呼ばれるばら寿司は、岡山藩主池田光正の節約令から生まれました。「庶民は一汁一菜にせよ」との命令に対し、祭りの日にごちそうを食べたかった人々。魚や野菜をすし飯に混ぜて目立たないようにすることで、見た目は一汁一菜だが、中にはたくさんの具が入った寿司を味わえるようにしたそうです。

 


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