全国ご当地お雑煮歌留多

愛知

おだし:かつおぶし・昆布
おもち:角 煮る
レア度:★

レシピ

二人分
エネルギー139kcal 食塩相当量 1.6g (一人当たり)

● かつお昆布だし 500cc
● しょうゆ 大さじ1(18g)
● みりん 小さじ1
● 角もち 2個(100g)
● もち菜 50g
● かつおぶし 少々
  • ① かつお昆布だしに、しょうゆ、みりんを加えて味を調える。
  • ② 角もちを入れ、柔らかくなるまで煮る。
  • ③ 5センチ程度に切ったもち菜を加え、煮る。
  • ④ お椀に盛り付け、最後にかつおぶしをふる。

調理のポイント

③の際、もち菜は下ゆでの必要はありません。

お雑煮にまつわる豆知識

名古屋はこってりとしたみその印象が強い地域ですが、お雑煮はあっさりシンプル。カツオ昆布だしの汁に煮たおもち。もち菜と呼ばれる青菜、そしてかつおぶしを散らしただけのさっぱりとしたお雑煮です。

もちと菜を一緒に取り上げて食べるのが慣わしで、「名(菜)を持ち(餅)上げる」という縁起を担いでいたということです。

 

もち菜(正月菜)とは・・・

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古くから尾張地域で栽培されてきた小松菜に近い在来の菜類。生で食べられるほどやわらかく、くせがありません。ですから、下ゆでをせずにお雑煮に入れることも可能です。葉肉が小松菜に比べて比べると柔らかく、葉っぱが根元からも出ているのが特徴です。

 

 

 

愛知の食文化・ローカルフード

名古屋には有名な郷土料理が多数存在しています。八丁味噌を使った「味噌カツ」、あるいは「味噌煮込み」、こっくりした濃厚な味わいが印象的です。他にも甘いたれをかけたうなぎをまぶした「ひつまぶし」などもあります。

もう一方で、有名な「きしめん」は、パンチの効いただし汁に油揚げ、ネギ、そしてかつおぶしを散らしたシンプルでさわやかな味わい。 名古屋のお雑煮を食べていると、だしを味わう潔いシンプルな汁に、「きしめん」と共通する点も感じられます。名古屋の食文化の面白みですね!


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