全国ご当地お雑煮歌留多

山形

おだし:煮干し
おもち:丸 煮る
レア度:★★

レシピ

二人分
エネルギー128kcal 食塩相当量 1.1g (一人当たり)

● 煮干しだし 400ml
● 薄口しょうゆ 大さじ1(18g)
● 鶏肉 40g
● 人参 20g
● 大根 30g
● 丸もち 60g
● ぜんまい 10g
● せり 30g
  • ① 鍋に煮干しだしを入れて温める。薄口しょうゆで味を調える
  • ② 鶏肉を一口大に切る。人参・大根は千切りにする。
  • ③ ①に丸もちを入れ、柔らかくなるまで煮る。
  • ④ さらに、ぜんまいと②を入れ、鶏肉に火が通るまで煮る。
  • ⑤ お椀に④を盛り付け、せりを飾る。

調理のポイント

山形のご当地雑煮の特徴として、②の際、野菜は輪切りではなく、千切りにします。

お雑煮にまつわる豆知識

東北地方は四角いもちが主流である中、酒田のもちは丸もちです。なぜ丸もちなのか、その理由は江戸時代にさかのぼります。

 

酒田の丸もち文化

広大な庄内平野が広がり、最上川の河口に位置する酒田市は、江戸時代前期には港町として栄えました。

幕府が米を輸送する廻米の航路は、東廻り(日本海から津軽海峡を経て江戸に向かう)と西廻り(日本海から下関を渡り大阪に向かいます。そこから紀伊半島を迂回し江戸に向かう)とありました。

しかし、東廻りは犬吠埼沖など難所も多かったため、距離こそ長いが比較的安全で、かつ費用も安くすんだ西廻り航路のほうが発達しました。

その結果、港町の酒田は、関西の影響が多くなりました。

 

山形の食文化・ローカルフード

山形県の郷土料理に「だし」と言う料理があります。

郷土料理の「だし」は「出汁」とは違います。ねぎ・なす・きゅうりを細かく切ったものに、みょうがやしょうがなどの香味野菜を加え、醤油で和えた料理です。昆布やオクラを入れて粘りを出しても美味しいです。

栄養満点ですので、特に夏場は、夏バテ防止として、ご飯や豆腐にかけて食べられることが多いです。


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