全国ご当地お雑煮歌留多

鹿児島

おだし:焼きエビ・干ししいたけ
おもち:角 焼く
レア度:★★

レシピ

二人分
エネルギー●●●kcal 食塩相当量 ●●.●g (一人当たり)

● 焼き干しエビ 2尾
● 干ししいたけ 2個
● 水 200ml×2
● 甘口醤油 大さじ1(18g)
● 角もち 大さじ1
● 鶏肉 40g
● 白菜 50g
● 豆もやし 20g
● ほうれん草 40g
● かまぼこ 20g
  • ① 前の晩より、焼き干しエビと干ししいたけを、それぞれ200mlの水に漬けておく。
  • ② 焼き干しエビと干ししいたけをそれぞれ取り出して濾す。
  • ③ 白菜は食べやすい大きさに切り、下ゆでしておく。豆もやしとほうれん草は茹でて食べやすい大きさに切る。
  • ④ 出汁を合わせ温め、鶏肉を茹でる。醤油で味を整え、焼き干しエビと干ししいたけを加える。
  • ⑤ 角もちを焼く。
  • ⑥ 焼いたもちをお椀に盛り、③と④と、かまぼこを盛る。

調理のポイント

②の際には、キッチンペーパーを使うことで、簡単に濾すことができます。

お雑煮にまつわる豆知識

鹿児島の雑煮は、焼きエビの出汁が贅沢に使われています。

エビはおめでたい食材でもあるので、乗せる地域は複数ありますが、出汁として焼きエビを使う地域は、他にはほとんどありません。

 

鹿児島とエビ

かつてエビは鹿児島の出水沖でたくさんとれる身近な食材でした。

熊手のような鉄の爪の「ケタ」が付いた網を海底に沈めて行う、ケタ打瀬(うたせ)漁と呼ばれる独特の方法でクマエビを拿捕。保存のために松の薪であぶり焼きにして干したものが、高級食材として島津家に納められてきました。

現在ではケタ打瀬漁を行う船は少なくなっていますが、今もクマエビは正月の高級贈答品として贈られています。

 

鹿児島の食文化・ローカルフード

水産業では、枕崎漁港がカツオ漁の基地としても有名です。

また海の幸だけでなく畜産が盛んな鹿児島県。黒豚などの豚の名産地として全国的に知られています。肉用牛や、肉用・卵用の鶏の数も大変多いです。

 

郷土料理もさまざまで、「きびなご料理」もその1つ。

きびなごはニシン科の小魚で、そのガラス細工のように透き通った体から、「海の宝石」とも言われます。暖流の海で採れるが、痛むのが早いためにあまり流通されないため、鹿児島ならではの郷土料理として使われてます。

塩焼き、煮物、天ぷら、味噌汁などにされますが、菊の花をかたどって盛り付け、酢味噌で食べる刺身は特に有名です。

 

また、奄美を代表する料理に「鶏飯」もあります。メインとなる具材は細かく手でさいた鶏肉のささみ。
卵焼き、しいたけの千切りのほか、薬味として青ネギ、みかんの皮、生姜などと一緒にご飯にのせます。最後に、醤油などで味付けした熱い鶏がらスープをかけて食べます。

 

 


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