全国ご当地お雑煮歌留多

長崎

おだし:焼きアゴ
おもち:丸 煮る
レア度:★★

レシピ

二人分
エネルギー221kcal 食塩相当量 1.3g (一人当たり)

● 焼きアゴ 2尾
● 水 500ml
● 薄口しょうゆ 大さじ1(18g)
● 大根 50g
● 人参 30g
● 白菜(唐人菜) 60g
● 鶏肉 40g
● わかめ 適量
● 丸もち 4個(120g)
● かまぼこ 30g
● 三つ葉 20g
  • ① 焼きアゴを二つ折りもしくは三つ折りにし、水に約半日浸しておく。
  • ② ①を中火にかけ、湯気が出るか沸騰する前に火を止め、1分以上冷ましてからキッチンペーパーなどで濾す。
  • ③ 野菜を洗い皮をむく。大根、人参は短冊切り、白菜は食べやすい大きさに切る。
  • ④ 鍋に②を入れて温め、鶏肉、③、わかめを入れる。
  • ⑤ 別途、丸もちを柔らかくなるまで煮る。
  • ⑥ ⑤をお椀に盛り、④とかまぼこを入れ、三つ葉を散らす。

調理のポイント

島原のご当地雑煮風に、是非土鍋で作ってください。

お雑煮にまつわる豆知識

長崎の島原のお雑煮は、土鍋の中にたくさんの具材が入った「具雑煮」です。かつおや昆布からだしをとる家もありますが、名物の焼きアゴからとる家が多いです。

 

具雑煮の歴史

1637年の島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎は4万の信徒達と籠城の際、おもちを兵糧として貯えさせ、山や海から色々な材料を集めて雑煮を作り、約3ヶ月戦いました。これをもとに生み出されたのが具雑煮と伝えられています。

今回のレシピでは省略しましたが、干しナマコを入れることもあるそうです。その他、鶏肉・かまぼこ・しいたけ・人参・ぎんなん・高野豆腐・クワイなど、とにかく具だくさんで7種類~15種類の奇数の具材を入れ、一人ずつ土鍋に盛り付け煮込みます。

この具雑煮、島原地方ではお正月だけでなく一年中食べられていて、伝統料理として愛されているそうです。

 

長崎の食文化・ローカルフード

唐人菜は、長崎白菜とも呼ばれ長崎のお雑煮には欠かせない食材の一つです。
その見た目は、まるで白菜とチンゲン菜の中間のよう。葉っぱは白菜のようにちじれていますが、チンゲン菜のように優しく巻くので、食感はとても柔らか。
栄養素としては、鉄分がほうれん草の3倍含まれています。
お雑煮以外にも、鍋やおひたし、お漬物で食べてもおいしい野菜です。


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