全国ご当地お雑煮歌留多

奈良

おだし:昆布
おもち:丸 煮る
レア度:★★

レシピ

二人分
エネルギー289kcal 食塩相当量 2.6g (一人当たり)

● 昆布ダシ 400ml
● 白みそ 50g
● 丸もち 4個(120g)
● 人参 20g
● 大根 80g
● サトイモ 60g
● 絹ごし豆腐 30g
● きな粉 6g
● 砂糖 4g
  • ① 人参と大根は皮をむいて輪切りにする。サトイモは丸く皮をむく。豆腐はさいの目切りにする。
  • ② 鍋に昆布ダシと、人参、大根、サトイモを入れ、温める。
  • ③ 大根が半透明になりかけ、竹串が通る固さになったところで火を止める。白みそを溶き、豆腐を入れ再び温める。
  • ④ 丸もちを茹で、軟らかくなったらお椀に入れ、③を盛り付ける。
  • ⑤ きな粉と砂糖を合わせ、小皿に盛る。

調理のポイント

きな粉は別添えです。
食べる際に、丸もちを取り出して、きな粉もちにするために別皿で用意します。

お雑煮にまつわる豆知識

奈良のお雑煮の特徴は、きな粉が別皿で添えられていること。

お椀から取り出したおもちを、安倍川もちのように、お椀のふたに入れたきな粉につけて食べます。

 

奈良の雑煮の具材

きな粉以外では、豆腐も特徴。「蔵が建つくらいに繁盛するように」の願いを込め、白壁の蔵をイメージした豆腐が入れられます。
また、土蔵をイメージしてこんにゃくが入れられることもあります。

これらはいずれも四角く切られていますが、人参や大根は輪切り。そして、お餅も丸もち。これらは「丸く一年が過ごせるように」という願いが込められています。

 

奈良の食文化・ローカルフード

奈良県桜井市の三輪は、1200年以上の歴史を持つ日本最古のそうめん発祥の地としても知られています。

肥沃な土地と山から流れ出る豊富な清流は小麦の栽培に適しており、また寒冷な気候でもあったことから、乾燥させて作るそうめんの文化が育ったとも言われています。特に、当時飢饉に苦しむ人々を救う保存食としても、そうめんは有効でした。

奈良の大神(おおみわ)神社では、今でも毎年2月に三輪そうめんの価格が占われるト定祭(ぼくじょうさい)という儀式が行われます。


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