岩手
おだし:煮干し
おもち:角 焼く
レア度:★★★
レシピ
二人分
エネルギー401kcal 食塩相当量 1.8g (一人当たり)
● 煮干しだし | 400ml |
● 濃口しょうゆ | 大さじ1(18g) |
● ごぼう | 20g |
● 大根 | 30g |
● 人参 | 20g |
● せり | 20g |
● 凍り豆腐 | 40g |
● 鶏肉 | 20g |
● いくら | 10g |
● 角もち | 100g |
● くるみだれ | 20g (調理のポイント参照) |
- ① 鍋に煮干しだしを入れて温める。濃口しょうゆで味を調える。
- ② ごぼうはささがけ、人参・大根は千切り、凍り豆腐と鶏肉は一口大に切る。
- ③ ①に②を入れ鶏肉に火が通るまで煮て、せりを加える。
- ④ くるみだれを作り、別皿に盛る
- ⑤ 角もちを焼き、お椀に入れ、③を盛る。最後にいくらをのせる。
調理のポイント
④で、くるみダレは、炒ったくるみをすり鉢ですって砂糖を加えて作ります。雑煮の汁を大さじ3杯加え、よく練って別皿に盛ります。お雑煮にまつわる豆知識
三陸地方の食文化は、太平洋でとれた鮑、うになど海の幸が中心です。宮古地方ではくるみがとれるので、正月や冠婚葬祭の際には、ご馳走として出され食べられています。
くるみ(鬼くるみ)
使われているくるみは、和ぐるみ。別名を鬼ぐるみとも言います。洋ぐるみよりも実が小さいため濃縮された深いコクがあり、それでいて脂分は少なくしつこすぎる感じはありません。
タンパク質や植物性油脂が多く栄養価も高い鬼ぐるみ。その唯一といっていい問題点は、殻が固いこと。
岩手の家庭では、母親が雑煮を作っている中、父親や子供たちがくるみをつぶしてすりばちに入れ、なめらかなくるみだれになるまですっていることも多いそうです。
岩手の食文化・ローカルフード
岩手や宮城でお雑煮と言ったら欠かせないのは「ひき菜」です。ひき菜とは、そういう名前の野菜があるのではなく、大根・人参・ごぼう・凍り豆腐などを細くせん切りにしたものを大きな鍋でさっと湯がき、それを一晩凍らせたものです。
お雑煮に「ひき菜」を入れるのは、お正月から切るのは縁起が悪いからと大晦日までに準備を済ませ、さらに幸せを引き(ひき)込んでくれますようにとの願いを込めているそうです。
全国ご当地お雑煮歌留多一覧
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