全国ご当地お雑煮歌留多

宮城

おだし:ハゼ
おもち:角 焼く
レア度:★★

レシピ

二人分
エネルギー292kcal 食塩相当量 2.1g (一人当たり)

● 水 400ml
● 焼きハゼ 2尾(40g)
● 昆布 適量
● 薄口しょうゆ 大さじ1(18g)
● 酒 少々
● 大根 30g
● 人参 20g
● ごぼう 20g
● 角もち 100g
● せり 30g
● かまぼこ 20g
● いくら 10g
  • ① 焼きハゼと昆布を水に浸して一晩おく。
  • ② 大根・人参・ごぼうは千切りにして一晩凍らせておき、醤油・酒などで味付けする。
  • ③ 鍋に①を入れ火にかける。沸騰直前に昆布を先に出し、焼きハゼは入れたまま弱火にして10分ほど煮込む。
  • ④ 焼きハゼを崩さないように丁寧に取り上げ、ザルにキッチンペーパーなどを敷き、出汁を濾す。
  • ⑤ 鍋に②を入れて温める。
  • ⑥ 角もちを焼く。
  • ⑦ 椀に⑤をいれ⑥を乗せる。せりと薄く切ったかまぼこを添え、いくらを乗せる。
  • ⑧ 最後に、④で取り上げた焼きハゼを、椀に盛り付ける。

調理のポイント

焼きハゼは最後にお雑煮の上に盛り付けます。④で取り上げるとき、形を崩さないよう注意してください。

お雑煮にまつわる豆知識

ハゼを使ったお雑煮は、昔は東京でも食べられ、広く親しまれていました。
だしを取った後の焼きハゼを、そのまま丸々一匹乗せて味わいます。

 

仙台のハゼ

仙台は、奥羽山脈と仙台湾に囲まれ、山の幸も海の幸も豊富です。なかでも、「みやぎのさかな10選」にも選ばれているハゼは、仙台湾での漁獲が多い魚。

薪の火で一度焼き、そのまま煙で薫製にして焼いたハゼは、身が締まっており、独特の磯の香りのだしが大変よく出ます。

数匹ずつワラ縄で束ねた焼きハゼが、軒先に吊るされている風景は、仙台の年末の風物詩です。

 

ひき菜

宮城や岩手のお雑煮に欠かせないのは「ひき菜」。大根・人参・ごぼう・凍り豆腐などを細くせん切りにしたものを大きな鍋でさっと湯がき、それを一晩凍らせたものです。

お雑煮に「ひき菜」を入れるのは、お正月から切るのは縁起が悪いからと大晦日までに準備を済ませ、さらに幸せを引き(ひき)込んでくれますようにとの願いを込めているそうです。

 

宮城の食文化・ローカルフード

宮城県の郷土料理に「ずんだばっと」と言うものがあります。

「ずんだ」とは枝豆のこと。白玉粉等でつくったもちをずんだで和えた、ずんだもちは有名ですね。

ずんだばっとは、小麦粉をこねて作る「はっと」をずんだで和えたものです。はっとは、薄めのすいとんのような家庭料理で、米の代わりの代用品として、昔から食べられてきました。

 

 


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